カロリーが気になる人向け、野菜を使ったお菓子作り
ダイエット中の人、健康が気になる人、カロリーを気にせず美味しく食べたい人には、野菜を使ったお菓子作りがお勧めです。お菓子といえば、クッキーやケーキなど、生クリームにお砂糖、バターを使った高カロリーのものを、連想するかもしれませんが、野菜本来の甘さを生かして、砂糖の代わりに、はちみつを、小麦粉の代わりに、お豆腐を使うなどして、カロリーをコントロールして、健康を考えながら楽しいティータイムの準備をしましょう。でも、その前に、どんな野菜がお菓子作りに適しているかご存知ですか?
お菓子作りに適したお野菜を知ろう!
ブロッコリー・・・ビタミンC含有量は100g中、160㎎、これは成人が一日に摂取したいビタミンCの1.5倍量に相当します。お菓子に使うときは、潰してしまうより、形を残して細かく刻んで使うのがお勧め。クラッカーに混ぜたり、パイやパンのフィリングとして焼き込んだりして使うのがおススメ
とうもろこし・・・世界三大穀物の一つで、バランスよく栄養素を含んでいる。とくに、糖質、ビタミンB₁、食物繊維が多く、活用範囲が広い。蒸しパンやケーキ、シャーベット作りにもおススメ
ほうれん草・・・ビタミンA,ビタミンCをはじめ鉄分を多く含み、栄養価が高い。お菓子に使うときは、独特のあくがあるため、一度茹でて、冷水に浸してから使うこと。ケーキやクッキー、蒸しパンなど用途は多数
グリンピース・・・糖質、食物繊維、鉄、ビタミンCを多く含む。女性に多い貧血、便秘の解消に効果が期待できる。砂糖を加えてマフィンのフィリングとして焼きこんだり、中華生地に包んで蒸したりするなど、お菓子に使いやすい
ごぼう・・・ビタミン類はほとんど含まれていないが、食物繊維が多く、ミネラルを含む。あくが強いので、切ったらすぐに水につける。いためると水分がとび、甘味が増す。ケーキや蒸しケーキのフィリングとして使用
枝豆・・・タンパク質、ビタミンB₁、食物繊維が豊富で、大豆にはないビタミンCが含まれている。旬は初夏から初秋にかけての短い期間なので、お菓子には冷凍ものがおすすめ。フードプロセッサーにかけて、口当たりを滑らかにして使うのがポイント
人参・・・カロチン、食物繊維を多く含む野菜で、視力の回復や、美肌効果がある。日持ちのよい野菜で、季節感はほとんどないが、秋~冬にかけて、味に深みがでてくる。にんじん特有の甘味は、蔗糖とブドウ糖が含まれているためで、その甘味がお菓子にぴったり。
トマト・・・ビタミンA,ビタミンCが多く含まれていて、トマトを食べていれば病気にかかりにくくなると言われている。シャーベットやゼリーにも使われます
それぞれの野菜の栄養価や調理方法を知っていることで、その日の体調に合わせた、野菜を使ったお菓子を作ることができ、健康維持に繋がります。
カロリー控えめ枝豆ババロア
(材料)
粉ゼラチン 大さじ1
(水・・・大さじ2)
絹ごし豆腐 150g
枝豆 150g(正味60g)
牛乳 1²/₃カップ
三温糖 30g
飾り用枝豆 適量
(作り方)
分量の水に粉ゼラチンをふり入れてもどす
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豆腐は、ペーパータオルに包んで耐熱皿にのせ、電子レンジで3分加熱する、ペーパータオルに包んだまま、編みの上にのせて、100gになるまで、水けをきる
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冷凍の枝豆は解凍して、枝付きは熱湯で4~5分ゆで、すぐに冷水につけてさます。ざるにとり、水気を切って、さやから実を出す
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鍋に牛乳と三温糖を入れ、弱火にかけて三温糖を溶かす。三温糖が溶けたら、もどしたゼラチンを入れ、静かに混ぜて余熱でゼラチンを溶かす
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ずべてを、ミキサーにかけて、なめらかに攪拌して、これを一度こし器を通してこす
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型に水をさっとくぐらせてぬらし、型に流し入れる。冷蔵庫に入れて冷やし固める。完全にかたまったら飾り用にとっていた枝豆を上にのせたら完成
まとめ
野菜を使ったお菓子作りは、カロリーコントロールに役立つだけでなく、その栄養の高さから進んで取り入れたいものばかりです。砂糖や生クリームなど、高カロリーの食材を極力使わずに、野菜本来の甘味をできるだけ生かして、健康づくりに役立てましょう。野菜を使ったお菓子作りのポイントは、野菜の調理方法をよく知り、下ごしらえをしっかりすることです。アクの強いほうれん草や小松菜など、苦みが強い野菜は、手間でも必ずあく抜きをして使いましょう。