きゅうりに栄養がないは嘘?
きゅうりはサラダや漬物、酢の物など、副菜として私たちの毎日の食卓に多く登場する野菜です。年中いつでもスーパーなどで手に入り、値段も安価なのでまさに庶民の味方、という印象が強いですね。しかし、このきゅうり、実はギネスブックに「世界一栄養のない野菜」というなんとも不名誉な掲載のされ方をしてしまったため、きゅうり=栄養がない、と思い込んでいる方が多くいらっしゃいます。確かに実の90%が水分であり、含有率では低いのですが、きゅうりにもちゃんと栄養素が含まれており、それどころか驚くべき効果も期待されているのです。
きゅうりに含まれる栄養素と健康効果
まず、βカロテンが挙げられます。淡色野菜ですが、表皮のグリーンにはβカロテンが含まれています。抗発ガン作用や免疫賦活作用で知られていますが、その他にも体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。
次にカリウムをたくさん含んでいるので、ナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧に効果があります。利尿作用もあるので、体内の水分量を調節し、むくみの解消にも効果的だと言われています。
きゅうりの驚くべき効果
上記で挙げた栄養素以外にもきゅうりには様々な効果があります。塩分を体外に排出することにより、体を冷やす効果があるため、夏に摂取することでその効果が倍増しますし、さらにアルコールの代謝を促すことで二日酔い対策にも効果があると考えられています。
また最近では、脂質分解酵素である「ホスホリパーゼ」という酵素が含まれていることがわかり、注目を浴びているのです。
きゅうりを使ったベジスイーツでむくみ解消!
このように様々な効果をもたらしてくれるきゅうりですが、一般的には漬物か、生でサラダに入れていただくという方法がメジャーで、味も淡白なため、なかなかバリエーションに困るという方も多いと思います。そこで本記事では最近話題のベジスイーツに注目し、きゅうりをより食べやすくアレンジし、無理なくたくさん食べていただける究極のレシピを紹介いたします。
きゅうりとトマトの三色白玉団子
[材料] 4人分
トマト…50cc分(1/2個)
キュウリ…50cc分(1/2本)
豆乳…50cc
白玉粉…50g×3
はちみつ…25g
お湯…250cc
ゼラチン…5g
[作り方]
1.ゼラチンを大さじ1(分量外)でふやかし、お湯で溶かす。はちみつ25gも入れとかす。
冷蔵庫でゆるく冷やし固める。
2.トマト白玉を作る。
トマトは湯剥きして、ミキサーにかけ、ザルなどで裏ごしして種を取り除く。
50ccほどを使う
3.キュウリ白玉を作る。
キュウリをすりおろしてザルにあけ、汁だけ50ccとる。
4.白玉粉を50gづつにわけ、それぞれ、トマト、キュウリ、豆乳を入れて団子にする。
だいたい、16個づつできる。
5.それぞれ、お湯でゆで、氷水で冷やす。器に盛り付け、ゆるく固まったはちみつゼリーをかけて出来上がり。
トマトの赤をアクセントとして使うことで色みも鮮やかになり、食欲を増進してくれること間違いなしです。簡単なレシピですのでこの機会にぜひお試し下さい。