レモンの2倍、みかんの4倍の豊富なビタミンC
緑黄色野菜のブロッコリーはキャベツの仲間。
冬の野菜で栄養価がとても高く、ビタミンC、ビタミンB群、βカロテン、葉酸、食物繊維、ミネラルなど多くの栄養素が含まれています。
特にビタミンCはレモンの2倍、みかんの4倍も多く含まれていて、メラニンの生成を抑えることでシミやくすみ、そばかすなどを防ぐことが出来ます。
またビタミンCは、体内でコラーゲンの生成を促し、肌にハリと弾力を与え
抗酸化作用によって肌の老化も防ぎます。
β-カロテンは体内でビタミンAになり、肌乾燥や肌荒れ改善にも効果的です。
さらにブロッコリーには「スルフォラファン」という栄養素も含まれていて、
強い解毒作用があり、ピロリ菌除菌や花粉症抑制、抗がん作用など多くの効果が期待されています。
普段食べている房の部分は花蕾と呼ばれ、実は茎の部分にこそ多くの栄養が含まれています。
茎を薄切りにするなどして一緒に調理し、捨てずに摂取することで、より美白・美肌効果が期待できます。
栄養を逃がさないブロッコリーの調理法
栄養価の高い茎は、外側の分厚い皮部分だけを切り落とします。
ビタミンCなど水溶性の栄養素は、茹でることで溶け出してしまうため
ブロッコリーの場合は「蒸し茹で」がすすめられています。
茹でた場合でも、みかんの2倍のビタミンCが残るほど多くビタミンCが含まれていますが、
蒸し茹ですることで約90パーセントのビタミンCを残すことができます。
ブロッコリーを切って水で洗い、フライパンにブロッコリーと水1カップを入れ、蓋をして3分くらい蒸します。
塩はお好みですが、入れることで甘みが増して美味しくなります。
茎も調理する場合は先に入れ、房はあとから入れます。
3分経ってもまだ硬いようなら、火を止めて2分くらいそのまま蒸します。
電子レンジ調理の場合、ビタミンCの流出を防ぐことができます。
適度な大きさにカットし、さっと水洗いをして濡れたまま耐熱容器に入れます。
適量塩を振りかけてラップをしたら、温めます。
ともに加熱したあとは、水にはさらさず自然に冷まします。
朝ごはんにも!ブロッコリーでベジスイーツ
【ブロッコリーでパンケーキ】
鮮やかな緑色のふわふわパンケーキ。
朝食に食べても罪悪感もなく栄養も満点。
[材料]
ブロッコリー・・・70g
小麦粉・・・120g
砂糖・・・30g
ベーキングパウダー・・・4g
塩・・・ひとつまみ
卵・・・Mサイズ1個
牛乳・・・70ml
[作り方]
①ブロッコリーは加熱して柔らかくしたあと、卵、牛乳と一緒にミキサーにかけます。
②小麦粉、砂糖、ベーキングパウダー、塩は合わせてボウルにふるっておきます。
※ホットケーキミックス150gでも同様にできます
③ミキサーの中身をボールに移し、ふるっておいた粉類を入れ、ホイッパーでぐるぐると混ぜます。
④フライパンもしくはホットプレートを温め、適度な大きさに生地を落として焼きます。
まとめ
「緑の抗ガン野菜」とも呼ばれ、健康管理にも抜群なブロッコリー。
ビタミンやミネラル、βカロテン、食物繊維など豊富な栄養素の相乗効果によって、
ブロッコリーは美容にとてもいい緑黄色野菜とされています。