りんごの約7倍のビタミンCで美肌効果が期待
じゃがいもには、意外とたくさんのビタミンCが含まれています。
みかんやほうれん草と同等、りんごの約7倍も多く含まれています。
ビタミンCは、活性酸素によってできるメラニンの生成を抑え、
シミやくすみ、そばかすなど肌荒れを防ぐ美白・美肌効果が期待できます。
またビタミンCは熱に弱いのも特徴ですが、じゃがいもの場合多くのでんぷんによってビタミンCが水に溶けだすのを守ってくれるため、加熱しても比較的多く含んだまま摂取することができます。
さらにビタミンCは、体内でコラーゲンの生成を助けてくれる成分でもあります。
コラーゲンは体内のタンパク質の約30パーセント(骨・皮膚・血管など)をしめます。
タンパク質の中でもコラーゲンは、細胞同士の隙間を埋める役割があります。
体内のコラーゲンは二十歳前後で減少していき、肌のハリや関節などに影響がでてきます。
そのため毎日継続的に摂取することが大切です。
またじゃがいもはビタミンB1、ビタミンC、カリウムなどを含む栄養豊富な野菜。
カロリーが高く太ってしまうイメージもありますが、
実はごはんよりもカロリーが低く、ビタミンB1は糖のエネルギー代謝を促してくれます。
満腹感が得られるためダイエットにも向いています。
カリウムは、余分なナトリウムを外に出す役割があり、高血圧になるのを防ぎます。
カリウムが含まれる食材の中では、じゃがいもが特に頻繁に摂取しやすい野菜です。
じゃがいものおすすめ調理法
じゃがいもには、でんぷんを糖へと分解するアミラーゼという酵素が含まれています。
低温でゆっくりと加熱することで甘みが引き出されるため、水から茹でることをおすすめします。
でんぷんによってビタミンCが溶け出さないよう守られていても、長時間茹でることで多少の栄養が失われます。
皮ごと茹でることで栄養が流れ出るのを防ぎ、またじゃがいものホクホク感が増して水っぽくなりません。
じゃがいもを皮ごと洗い、濡れた状態で丸ごとラップに包んで電子レンジで加熱する方法もあります。
じゃがいもでもできる!ヘルシーベジスイーツ
【じゃがいもで作るヘルシースイートポテト】
さつまいもが定番のスイートポテト。
ジャガイモでもほくほくとさっぱりしたベジスイーツが出来ます。
砂糖は芋の大きさやお好みに合わせて変更しても楽しめます。
[材料]
じゃがいも・・・3個
砂糖・・・50g
牛乳・・・大さじ3
無塩バター・・・20g
卵黄・・・1個
[作り方]
①大きめの鍋に水とじゃがいもを丸ごと入れ、柔らかくなるまで茹でる。
ラップをして電子レンジで加熱することで時短になります。
中まで火が通ったら、キッチンペーパーなどにくるみ火傷しないように皮をむく。
②皮をむいたじゃがいもをボールに入れ、マッシャーで潰します。
砂糖、牛乳、無塩バター、卵黄を順に入れ、ゴムベラで丁寧に混ぜる。
※卵黄を少しだけ残しておく
③アルミホイルなどに入れていく。手に水などをつけると手で成型もできます。
残しておいた卵黄に少量の水を溶いて、表面に塗る。
④180℃に余熱しておいたオーブンで、15~20分焼く。
表面にうっすら焼き色がついたら焼き上がりです。
まとめ
人間は体内でビタミンC・カリウムを生成することができません。
美肌だけではく、健康管理のためにも必ず食事などで摂取する必要があります。
美容には緑黄色野菜、というイメージが多くありますが
じゃがいもは主食の代わりにもなり、多くの栄養が含まれているとても身近な野菜です。